【第4回 元祖もつ鍋誕生秘話】メニューはいっさいふやすな!親父の背中…

2015/05/14

皆さん、博多名物元祖もつ鍋物語、いかがでしたか?

こうやって振り返ってみると、40年と言う年月は長いようで短いようで、感慨深いものがあります。

11年前に、BSE問題からの回復の過程で、家業に戻ってきた私に、親父が言った一言。

メニューは、いっさい増やすな!

楽天地初代大将とお店の様子

時代の流れに逆行する、この言葉に、しびれました。

こだわりのザ・博多のもつ鍋。

  • 最高の黒毛和牛のもつ
  • 秘伝の醤油ベースのスープ
  • メガ盛りのニラ
  • キャベツ

のみで、楽天地は勝負する。

ラーメンしかないラーメン屋を見かけないように、
もつ鍋しかないもつ鍋屋は、楽天地だけだと思います

このこだわりの強さに、
もつ鍋を食べるなら、楽天地がよかろうもん
福岡に行ったら、はじめて食べるなら楽天地いいよ
わいわいがやがや、昭和にタイムスリップしたみたい
楽天地に行ったら、博多に来た感じがする~~
お客様が、何度も足をはこんでくださるのでしょう。

シンプルに絞り込んだからこそ、九州はもとより、全国から、近年は外国からも沢山のお客様にご来店いただけるようになったのでないかと思います。

楽天地のもつ鍋のみのメニュー

(もつ鍋1人前990円、もつ鍋満足コースは豆腐やチャンポン付き、三昧コースはお肉増量。だから今でも、こだわりの1種類のもつ鍋のみ)

ライオンはシマウマを仕留めると、内臓から食べるってご存知でしたか?
だって、もつは、うまいですもん。

山あり、谷ありの「もつ鍋」という料理ですが、
今では全国で、3743軒のもつ鍋屋があるそうです。
私は、全国の皆さんが、もつ鍋を普通に食べれるようになって本当に夢のようです。

近頃、醤油味にはじまり、みそ味、キムチ味、洋風などなど、沢山のお店がオープンし、さまざまなもつ鍋が味わえるようになりました。
「ほうるもん」からはじまって、一時の流行ではなくて、じわじわと根付いていってる感じがします。
もつ鍋が、これから日本を代表する食文化の一つに育っていってくれたらと、心のそこから願っています。

私、2代目水谷崇は、この激動の時代を生き抜いてきた親父の背中を見て育ってきました。
典型的な九州男児である親父は、あまり多くを語らず、人前で話すものあまり得意ではありません。

たかがもつ鍋、されどもつ鍋

頑固にこだわりぬいたもつ鍋の味と楽天地の暖簾は、父が作り上げた素晴らしい財産だと思っています。

思えば、親父が楽天地を創業したのは私がまだ小学校だった頃です。今思えばかなりの冒険だったでしょう。失敗したら家族離散という危機にさらされたかもしれないのですから。
父が創り出し守ってきた伝統のもつ鍋、そして楽天地のノレン

九州一の繁華街、天神の中心。
そのど真ん中に楽天地の天神本店はあります。
表通りにはオフィスビル、商業ビルが立ち並び、スタバやジュンク堂書店、最新の流行に飾った若い女性たちや、忙しそうなビジネスマンが、たくさん行き来しています。

表どおりのビルをくり抜いた路地を奥に30m。
大都会の喧騒とは、場違いないくらい、ひっそりとした路地裏に楽天地の天神本店があります。
路地裏は、一種独特な、デイープな博多の雰囲気をかもしています。昭和の臭い満点、アジアがあります

戦後すぐたった建物で、老朽化がはげしく、雨漏りや、停電など日常茶飯事ですが、ここにもつ鍋のルーツが詰まっているんです

楽天地天神本店

今でも、週末にもなると、2階のカウンターから、3、45階のお座敷まで、お客様でいっぱいになり、並んでまで食べていただいています。

実際、5階まで、階段で登るお店を私は見たことありません
思い立って、顔見知りの若い女性に、聞いてみました。

「いつもご来店ありがとうございます。
こんな、階段のぼってまで、なんで、うちで、食うてくれるとですか?」

「もちろん、もつ鍋がおいしいけんやけど、う~~ん、なんか~落ち着くっちゃんね。
ばり、なつかしい感じがするんですよ。」

私も、分かる気がしました。昭和の時代とくらべて、今では飲食店も、数が増えて、どこに行ってもピカピカで、サービスも行き届いていて、上品に食べることが多いけど、楽天地の場合は、メニューも、1種類のもつ鍋だけ。階段は5階までのぼる。古い。いたらないところばかり、でも、肩を寄せ合って、ワイワイガヤガヤ、日本が元気だった昭和のころの雑然とした騒がしさ、あたたかみが残っています。

シンプルなB級グルメもつ鍋を、仲間と一緒に、周りのテーブルのお客様と肩を寄せ合いながら、食べる。
平成生まれの彼女にとって、その経験はないだろうけど、なんか落ち着くものがあるんだろうな~と思いました。

「ここから、全国にもつ鍋が広がっていきました。」

【屋根のついた屋台で、仲間や家族と気軽にうまいもつ鍋を囲む】

このコンセプトを、私は2代目として、親父の思いを引き継ぎ、これからも守りぬいていきます
福岡・博多で、はじまったもつ鍋の原点を守りぬきます。

皆さま、これからも、元祖もつ鍋楽天地を、どうぞごひいきにしていただけますよう、お願い申し上げます。

楽天地二代目大将 水谷崇

元祖もつ鍋楽天地 2代目 水谷

登録商標 第5777771号 「元祖 もつ鍋 楽天地」

登録商標 第5777771号 「元祖 もつ鍋 楽天地」

特許庁:特許プラットフォーム 商標登録番号 第5777771

もつ鍋メニューもつ鍋誕生もつ鍋誕生秘話初代大将の言葉商標登録

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